Tel. 0466-47-7208
電話受付 / 火〜土曜日(10:00〜18:00)
日曜日(10:00~17:00)
受付時間外は留守電対応
講師インタビュー

40代からの学び直し。「これまで」を強みに変える、キャリアコンサルタントという働き方

2026.09.15

執筆者プロフィール
内薗加代子
TA(ティーチングアシスタント)・講師
2級キャリアコンサルティング技能士/国家資格キャリアコンサルタント。社会福祉士、介護福祉士、介護支援専門員などの資格も保有。介護職を経てキャリアコンサルタントとして活動。「何歳になっても誇りを持って楽しく働き続けられる社会づくり」を目指し、キャリア支援に取り組んでいる。

「40代から新しいことを学ぶのは、遅いかな…」
40代、50代になると、そんなふうに感じることがあるかもしれません。これまで仕事や家庭など、さまざまな経験を重ねてきたからこそ、その経験をこれからの学びや、誰かを支えることに活かせることがあります。私自身も40代からキャリアコンサルタントを目指して学び始めました。ここでは、私自身の歩みを振り返りながら、これまで培ってきたものが、キャリアコンサルタントとしての活動にどのようにつながっているのかをお話しします。

これまでの介護の経験が、相談者との対話に活きる

皆さま、こんにちは。講師・TA(ティーチングアシスタント)の内薗です。
私は2018年にキャリアコンサルタント養成講座を受講後、試験に合格しキャリアコンサルタント(キャリコン)資格を取得しました。
資格取得のきっかけを振り返ると…それまでの仕事での経験が大きく関係しています。
以前の私は、高齢者介護の仕事に携わり、介護支援専門員としてご利用者の方々の生活の質(QOL)の向上を目指し、チームと連携しながら支援をしていました。その中で、ご利用者の方々から、「昔のように働きたい」といった相談を受ける機会が増えてきました。当時の私は介護支援専門員としてできる支援には限りがあり、「十分な支援ができなかった」このことも、キャリアコンサルタントを学ぼうとしたきっかけの一つです。

現在、私はキャリコンサルタントとして活動しています。相談の場では、「これまでさまざまな経験を積んできた」「業界や職場の実情をよく知っている」キャリアコンサルタントにキャリア相談をしたり、これまでの体験談を聞いたりしたいと希望される方もいらっしゃいます。社会人としての就業経験や、これまでの仕事を通して身につけてきた知識や経験は、私たちキャリアコンサルタントにとって、強力な武器になります。
また、仕事の経験だけではありません。
結婚、出産、育児と仕事の両立をはじめ、昇進や異動、転職、リストラ、体調不良からの復職など仕事や人生のなかでの経験が、同じような悩みを抱えている相談者の方の気持ちを理解するきっかけになることがあります。

私自身も相談者の方から「介護と仕事の両立」について相談をいただいた際に、これまでやってきた仕事の経験が少しでも目の前の相談者の方にお役に立てたことが嬉しかった体験があります。自分がこれまで積み重ねてきた経験が、誰かの支えになることを実感した出来事でした。

ニーズが高まるキャリアコンサルタント資格

2025年4月には、高年齢者雇用安定法における65歳までの雇用確保措置について、継続雇用制度の対象者を限定できる経過措置が終了しました。現在は定年制の廃止、65歳までの定年引き上げ、希望者全員を対象とする65歳までの継続雇用制度の導入など、いずれかの措置を講じることが企業に求められています。

さらに2026年3月には、厚生労働省から新たな「高年齢者等職業安定対策基本方針」が示され、2029年までに「70歳までの就業確保措置」の実施率を40%以上とする目標が掲げられました。これに伴い、社内で「キャリア研修」を導入する企業が増え、社内外でもセカンドキャリアの相談を担当する「キャリアコンサルタント」のニーズも高まってきています。
70歳までの就業確保措置について(出典:厚生労働省サイト )

キャリアコンサルタントって、どんな仕事?

ここまで読んで、「そもそもキャリアコンサルタントって、どんな仕事なの?」と思われた方もいるかもしれません。キャリアコンサルタントは、仕事や人生について悩みや課題を抱えている方の話を聴き、その人自身がこれからの仕事や生き方について考え、自ら選択していくことをサポートする専門職です。転職や就職だけではなく、

今の仕事にやりがいを感じられないけれど、何がしたいのかも分からない」
「定年後も働きたいけれど、これまでの経験をどう活かせばいいのか分からない」
「子どもが生まれてから、仕事と家庭の両立が思っていた以上に大変で、どうしたらよいのか」

など、さまざまな相談があります。

一方で注意する点もあります。これまでの経験が豊富であるからこそ、つい「私のときはこうだった」「こうすれば上手くいくのに」と、相談者に対してアドバイス(指示)をしたくなる場合があります。
キャリアコンサルタントの基本的姿勢は「傾聴」「クライエント主体の意思決定」です。

これから資格取得を検討されている皆さんのご経験は「相談者の方々へアドバイスをするため」ではなく、これまでの経験を、「相談者の方々の悩みに共感し、寄り添う姿勢」として、ぜひ相談場面で活かしていただきたいと思います。 自分の経験を押し付けない「自己開示のコントロール」も、キャリアコンサルタントとして大切なことの一つです。

40代からの学び直し。これからの人生を考えるきっかけに。

これからの社会においてキャリアコンサルタントは、ますます必要な存在になっていくのではないでしょうか。国家資格キャリアコンサルタント資格取得に挑戦することは、誰かを支援するだけではなく、

これまでどんな仕事をしてきたのか」
「どんな経験を積み重ねてきたのか。」
「これからどんな働き方や人生を歩んでいきたいのか。」


皆さん自身のこれまでのキャリアを棚卸しし、これからの人生を豊かにする貴重な機会にもなります。

「今さら、勉強できるかな…」などの一歩を踏み出す不安はあるかもしれませんが、その先には「私自身の経験が誰かの役に立つ」こともあります。資格取得後には、同じ志をもつ仲間との出会いや、新しい学びにつながることもあります。
少しでも気になった方は、ぜひ一度、当養成講座の無料説明会・相談会にお気軽にご参加ください。

LINEでかんたん質問