産業カウンセラーとキャリアコンサルタント、どっちを目指す? 2つの違いとポイントを解説します!

こんにちは。キャリアドライブのTA(ティーチングアシスタント)ラビットです。
働き方改革、SDGs、DX、AI、副業、リスキリング、人的資本経営などの言葉がソーシャルメディアで飛び交うなど、ここ数年で、働く環境を取り巻く言葉は一気に増えました。
そんな中、「このままでいいのかなと思っていて」 「何か専門性を持ちたい」 「人の役に立つ仕事がしたい」とこれからの社会で求められる知識やスキルの修得を目指し、資格取得に向けてアクションを起こしている方々が多いように感じています。
国内にどれほどの資格があるのか検索をしてみたところ、国家資格と民間資格を合わせて約700種類の資格がありました。このように、たくさんの資格があるゆえに類似するものも多く、キャリアコンサルタントの場合は、
「産業カウンセラー」と「キャリアコンサルタント」どっちを目指したらいいのか…と、悩まれる方も多くいらっしゃるようです。
そこで今回は、2つの違いと選ぶポイントについて解説をします。
産業カウンセラー資格の概要
産業カウンセラーは、日本産業カウンセラー協会が独自に認定している資格です。
同協会は、1960年に創立、1970年には社団法人として認可され、50年を超える歴史があります。産業カウンセラーの育成をはじめ、企業・団体向けの研修・相談や、個人向けの電話相談などの活動をしています。産業カウンセラーの資格は1971年から試験が始まり、現在の資格者数は全国で6万人以上とのことです。
産業カウンセラーになるための養成講座は、講座期間が6か月もしくは10か月、受講形式として「通学」「通学とオンライン」または「フルオンライン」のコースが選択可能で、受講料は30万円弱となっています。
キャリアコンサルタント資格の概要
キャリアコンサルタントは厚生労働省が主管庁となる国家資格で、2016年より法制化されました。
キャリア形成や職業能力開発などに関する相談・助言(キャリアコンサルティング)を行う専門家として、職業能力開発促進法(第二条第5項)に規定されており、法律上の守秘義務・信用失墜行為の禁止義務が課されている名称独占の資格です。
厚生労働省は2025年度までに10万人以上のキャリアコンサルタントの養成を目標としています。
キャリアコンサルタントになるための受験資格の一つとしては、厚生労働省が認可する講習過程(150時間程度)の修了者で、受講費はおよそ30万円前後です。
選ぶポイント
どちらを選択すべきか迷ったとき、考えてみたいポイントをいくつか挙げてみます。
・ 資格取得後、どちらが就職の際に有利で安定的に収入を得られるのか
・ 社会的なニーズや将来性はどうなのか
・ 資格取得するための条件や試験の難易度
これらを踏まえて、各人がしっかり考えて決めることが大切です。
それでも判断に迷う場合は、キャリアコンサルタントの資格取得をおすすめします。
前述のとおり、キャリアコンサルタントは国家資格であり、キャリア形成や職業能力開発などに関する相談・助言(キャリアコンサルティング)を行う専門家として、職業能力開発促進法に位置づけられています。
公的機関や多くの民間企業が事業を営む際に、国家資格有資格者は基礎的な知識や技能を有していることが確認できるなど、採用時の安心材料の一つになります。また、法律に明確に位置づけられている資格であるという点は、社会的な信頼性という意味でも大きな強みです。
キャリアコンサルタントの難しいところ
冒頭でも触れたとおり、社会が大きく変化している今、キャリコンサルタントは資格取得後も関連知識や学び続ける姿勢が求められます。
2021年6月、厚生労働者の「働く環境の変化に対応できるキャリアコンサルタントに関する報告書」には、これからのキャリア支援には、より広い視野や専門性、そして他の専門家との連携が必要であると示されています。
・職業キャリアのみならずライフキャリア上に起こりうる課題を発見する視野の広さやケースを俯瞰する力
引用元:厚労省(働く環境の変化に対応できるキャリアコンサルタントに関する報告書)
・相談内容の高度化・複雑化の中で、対応力・専門性向上とともに、キャリア支援に隣接する機関、専門家とのネットワーク
こうした内容を見ると、「なんだか大変そう…」「自分にできるのだろうか…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。でも、最初からすべてを担える人はいません。
多くの方が、現場で経験を重ねながら、学び続けながら、少しずつできることを広げていきます。
キャリアコンサルタントは“完成された人だけがなる資格”ではなく“成長していく前提の資格”です。
そして実は、活躍の場は想像以上に広がっています。
・ 企業内での1on1面談や人材育成支援、
・ 大学や専門学校でのキャリア教育、
・ 公的機関での就労支援、
・ リスキリングや人的資本経営の分野など
「人の働き方」や「これからの生き方」を支える場面は、今後ますます増えていくと考えられています。上位資格である2級・1級キャリアコンサルティング技能士という道もあり、段階的に専門性を高めていくこともできます。難しさはあります。でもそれは、「活躍できるフィールドが広い」ということの裏返しでもあります。
迷っている今の段階で、完璧である必要はありません。「少し気になる」「やってみたいかもしれない」その気持ちがあるなら、それは十分なスタートです。
まずは知ること。話を聞いてみること。自分に合うかどうかを確かめること。
そのプロセスも、大切なキャリアの一部だと私たちは考えています。
「講座の雰囲気や学習内容を詳しく知りたい」
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そんな方に向けて、キャリアドライブでは無料説明会・相談会を実施しています。
無理に背中を押すことはありません。あなたが納得して選べるように、今の気持ちを一緒に整理する時間にしていただければと思っています。
※本記事は2026年3月に内容を更新しています。

