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フレッシャーズにキャリコンをおすすめする3つの深い理由

2022.12.26

こんにちは、キャリアコンサルタント養成講座事務局パートナーのロードです。
今回は、私が20代をはじめとする若い世代の皆様にキャリコンの取得をおすすめする3つの深い理由についてご紹介します。

まず、前置きとして、自分のことを少しだけ述べさせて頂きます。現在、私は4人のメンバーと一チームを組み、クライアントである企業の人材コンサルティングや労務サポートの仕事をしています。年代の内訳は、30代が2人、20代が2人、10代が1人です。30代の2人(1人は私です)と20代の1人はキャリコン資格者です。もう1人の20代のメンバーは養成講座を修了しており、来年3月の国家資格を受験する予定です。
このように私は、20代、30代の若い世代のキャリコン資格者に囲まれて、日々仕事をしています。今回は、その実体験の中で見えてきたリアルなメリットを整理し、お伝えしてみたいと思います。

フレッシャーズにキャリコンをおすすめする3つの理由

  1. コミュニケーション能力が向上する
  2. 自分自身のキャリアについて考えるための基礎力が身につく
  3. 社会人になっても学び続けるスタイルを習得できる

1. コミュニケーション能力が向上する

キャリコンを取得するために、多くの方が養成講座を受講しています。その学習内容は、厚生労働省が定めたカリキュラムに基づき行われており、以下の内容を座学と実践(グループワーク・ロールプレイング)を通して学んでいきます。

キャリコンとして活躍するために必要な知識

  • キャリアやカウンセリングに関する理論
  • 労働市場、メンタルヘルス、人生の転機に関する知識 等

キャリコンとして活躍するために必要な技能

  • 相談に対応するためのカウンセリングスキル
  • グループに向けてアプローチをするためのスキル
  • 自己理解・仕事理解・自己啓発を支援するための具体的な方法 等

キャリコンが求められる社会的な背景、注意すべき倫理と行動

私はこれまで対人支援やコミュニケーションについて体系的かつ実践的に学ぶ機会はありませんでした。恐らく、ほとんどの方が私と同様であると思います。コミュニケーション能力は仕事だけでなく、あらゆる場面で必要とされます。
私は養成講座でじっくりと学べたことで、以前より人とのコミュニケーションに対して自信を持てるようになりました。

2. 自分自身のキャリアについて考えるための基礎力が身につく

自分の人生をどう生きたら良いかという「答え」は誰も教えてくれません。一人ひとりの性格や価値観が異なるのだから、親や学校の先生が「答え」を教えることができないのは理解できます。
しかし、個人的には「自分で答えを考える方法」は教えることができるのではないかと考えています。私は、その力を養成講座で身につけることができたと感じています。それは次のような力です。

自己を理解する力

自分自身のキャリアを考える上では自己を理解することが重要です。アセスメントを用いて自分で内省する方法、他者に鑑役になってもらいカウンセリングを通して気づきを得る方法等を学びました。自己理解を深めることで、自然と自分の現状に対して、自らがどのように感じているかを整理することができます。そのことは自分のキャリア(大きな方向性)を考える種になると考えています。

課題を発見する力

自分がどんな人生にしたいかという大まかな方向性が見えてきたならば、その方面に向かっているかどうかを点検します。海の航海で例えるならば、沖縄の方角に船を進めようと出航したはずなのに、全く異なる北海道の方角に船が進んでいないかを確認します。もし、目指している方角に船が進んでいないのだとしたら、何が原因になっているのかを理路整然と状況を整理し、本質を捉えることが重要になります。

課題を解決する力

課題を発見したのであれば、あとは課題解決のための方策を実行することになります。ただ課題を解決するための方策を知らない(知識・情報不足)ことが原因で、船が遭難しているケースも少なくありません。養成講座では、その解決手段に必要な知識や事例を学習することができます。キャリコン資格者になってからは、実践を積み重ね、その力に磨きをかけています。

私は、これらの力を身につけたことで、自分自身のキャリアについて考えるための基礎力が身についたと実感することができました。

3. 社会人になっても学び続けるスタイルを習得できる

時代の変化するスピードが速くなり、人の寿命が延びています。私はこの人生100年時代を生き抜くためには、「絶えず学び続けるスタイル」を習得することが非常に重要であると感じています。
日本は先進国の中でリカレント教育水準(社会人になっても学び続けること)が最低レベルだと言われており、現在は国が力を入れて改革を目指しています。

このスタイルを身につけることで、人は年代ごとに求められている使命や役割に応じて、自らを変身させることができます。自分を柔軟に変化させることで、何歳になっても職場や家庭等と上手く調和を図り、生きがいを実感できるのではないでしょうか。「絶えず学び続けるスタイル」は、人生100年時代においては必要不可欠な資質だと思います。

そして、忘れてはいけない視点は、なぜ日本人がこのスタイルを習得しづらいのかという点です。これは、あくまで私の仮説ですが、日本とリカレント教育水準が高い国の方々とでは学ぶ目的が異なるのではないかと考えています。

日本人は「良い会社や良い学校に入ること」を目的に学んでいる人が多いと思います。ですから、社会に出た後に学ぶメリットがよくわからない、という人が多いのではないでしょうか。
一方で、リカレント教育水準が高い国の方々は、「時代に合わせて自らをアップデートする・自らの価値を高めること」を目的に学んでいる方が多いのではないかと考えています。それが結果的に、物質的・精神的な豊かさに繋がるという経験を経て、また学びに投資をしようという好循環が生まれているのではないでしょうか。

私は、人間は志さえあれば、何歳でも自分を変えることができると信じています。しかし、人によっては家庭を持ち、職場の中での責任が重くなる30代半ば以降は、自分を変えにくくなるのも事実です。だからこそ、自分を変革しやすい20代から30代前半の内に、「絶えず学び続けるスタイル」を習得しておくべきだと思います。

まとめ

ここまで、フレッシャーズにキャリコンをおすすめする3つの深い理由について述べさせて頂きましたが、今回紹介した以外にも、もっとわかりやすいメリットがたくさんあります。
例えば、キャリコンは国家資格であること。国がキャリコンの養成には力を入れており、今後ニーズが高まると予測されていること。キャリコン養成講座は専門実践教育訓練給付の対象でありお得に講座を受講できること等です。

しかし、私はそれらのメリット以上に、若い世代の皆さんが長く変化の激しい人生を生きていくための基礎力を養えることが、キャリコン取得の最大の魅力であると考えています。
キャリアドライブのブランド・コンセプトは「自分が変わる。仲間と変わる。地域を変える。」です。私たちは時代の変化に合わせて一人ひとりが成長できるよう、仲間と共に学び続けられる場を提供します。そして、個人が学んだことを実践し、地域社会のお役に立つことができるよう、企業、学校、地域等への働きがけを行ってまいります。

若い世代の方に少しでもキャリコンに興味を持って頂けましたら幸いです。最後までお読み頂きありがとうございました。

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