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TAインタビュー

目の前の人の可能性を信じて伝える。TAとして、一人一人とじっくりかかわり、成長できる存在になりたい。

2023.04.15

キャリアドライブのキャリアコンサルタント養成講座では、実践力養成のために「少人数制、手厚いサポート」を大事にしており、「TA(ティーチングアシスタント)制度」を導入しています。TA制度とは、講座を進める主幹講師以外にTAと呼ばれるサポートスタッフがおり、ロールプレイングやグループワークでのフィードバックを行う仕組みです。3~4人のグループに1人TAがつき、丁寧かつ的確な指導を行っています。TAは、キャリアコンサルタント有資格者かつ、人材業界での経験豊富な人材が務めています。現在6名在籍するTAを代表し、今回は増田さんにお話しを伺いました!


目次


昔から「教えること」「目の前の人の変化を見ること」が好きだった

― キャリアコンサルティングとの出会いを教えてください。

新卒で金融業界に就職した後、2004年に転職をして、教育研修サービスを営む会社に入社しました。そこで、企業研修や通信講座の法人営業チームに配属になったのがきっかけです。当時、その会社がキャリアコンサルタントの資格取得者を増やす施策を始めて、そこで自分もキャリアコンサルタントの勉強を始めました。営業に活かすために傾聴力をつけたいなと思い、産業カウンセラーも取得しました。

― 資格取得後はどのようなキャリアを歩みましたか?

会社員時代から、自分の経験値を活かして独立したいという気持ちがありました。企業研修で登壇する講師の方たちを見て、自分もそうなりたいと思っていたところがあったんです。顧客から感謝されますし、研修の場で受講生の変化が目に見える瞬間があって、専門的なスキルを活かしてやっておられる講師の方たちに憧れがありました。
2015年に営業コンサルティング会社に転職し、営業と研修講師の両方を担うことになりました。そこで研修講師の経験をかなり積みましたね。その経験で自信がもてて、独立に至りました。

― 「人の変化を喜ぶ」価値観が垣間見えますね。

教えによって気づきを得た人たちが変化していくのを見るのは、自分自身のモチベーションも上がりますよね。大学時代の家庭教師の経験が土台にありましたが、実は、小さい頃の夢は小学校の先生だったんです。民間企業への就職を選択しましたが、教育研修サービスの会社に転職して、学校以外にも「教える」仕事があるんだなと知りました。遠回りしてやりたかったことにたどり着いた気がしています。

大事にしているのは、「可能性を信じる」こと

― TAになろうと思った経緯を教えてください。

独立して立ち上げた会社では、企業研修(人材育成コンサルティング)とキャリア支援が主な事業です。研修テーマとして、最初は営業力強化など営業に関わる分野がメインでしたが、もっと幅広いジャンルの研修を提供したいと思い、そこで新しく取り入れ始めたのが、組織内の対人関係スキル強化やキャリアデザインの分野でした。独立してからは面白そうだと思ったことをとにかくやるようにしていて、その中で、厚生労働省の事業でキャリアコンサルタントとして仕事をする場面もありました。
キャリアの分野でもお仕事をするようになった頃、企業研修講師の仕事で知り合ったキャリアドライブの事業部長からTAのお話を頂きました。地域でキャリアの仕事に力を入れていきたいと思っていたことと、「キャリアコンサルタントの養成」つまり「教える」というキーワードが自分の中で繋がりました。また、「地元への貢献」の想いも大きかったです。大手機関の講座に比べて、キャリアドライブの講座は「地域密着」なところに興味がありました。地域密着で事業を展開する企業が、キャリアコンサルタント養成講座を運営していることに強く共感しました。私自身の会社のミッションが「可能性を信じる」なんです。色んな人たちの可能性、自分の可能性に関われるものだなと感じています。

― 「可能性を信じる」ミッションにはどんな想いが込められていますか?

私は、人の良いところ(強み)を見ることに関して自信があるんです。良いところが見えるからこそ、自己肯定感の低かった自分と比べてしまって、自信をなくしたり傷ついたりという経験も多くしました。人の強みや改善点に随分敏感で、それって言いかえると、色んな人の可能性を信じて関わっているからなんだろうなと気づいたんです。それで自分にも目を向けてみたら、自分自身の可能性を信じてるってことなんじゃないかと思えるようになりました。人に対してだけでなく、自分にも、ひいては地域にも、可能性を信じて関わるようになりました。

人に関わる仕事。自己研鑽は尽きることがない。

― TAの役割でどのようなことを意識していますか。

TAは課題の添削やロールプレイング(ロープレ)のフィードバックが主な役割です。ロープレでは相手の良い点をしっかり伝えるようにしています。逆に、「もっとこういう見方や感じた方もあるんじゃないかな?」と感じた点も率直に伝えます。そのときは、一人一人をよく観察する、というのを心掛けています。「示唆を与える」という表現がありますが、受講生の方々に何か気づきを得て頂けるように、まさに「可能性を信じて」率直に伝えています。

― TAを務めて良かったことは何ですか。

1つ目は、ロープレなどのフィードバックに対して、「新たに気づいた」「役に立った」とおっしゃってくださるときはやっぱり嬉しいですね。直接自分が伝えたことに対しての言葉ですからね。2つ目は、キャリアコンサルタントとして自分自身の学び直しになり、自己研鑽に繋がっています。ロープレのフィードバックはいろいろと考えることが多いんです。どのように伝えるのが適切なのかと悩みますし、回数を重ねて受講生のレベルが上がってくると、私たちも相応のレベルで返す必要が出てきます。絶え間なく準備、研鑽をしていくことが大変だなと思う部分ではありますが、自分にとってプラスになっている部分だと思います。

― 自己研鑽が尽きないですね。

人に関わる仕事ですからね。企業研修講師としてもそうですが、常に、新しいテーマで話ができることや、私自身が経験したことを研修の中に取り込んでいく必要があります。キャリアコンサルタントとしても同じことがいえます。現場で経験したことを踏まえて話すことも多いため、インプットとアウトプットを積み重ねていかなければ、あっという間に通用しなくなるという、いい意味での危機感は常にあります。

― 今後の展望を教えてください。

5年後、10年後、あるいはその先にこうなりたい、というのが恥ずかしながらなくて。1つ1つ目の前のことに向き合って、巡ってきたチャンスを逃さないでチャレンジするというのが、今、最も大事にしていることですね。その中で、キャリアを中心とした事業に力を入れて、地域に対しての貢献度をあげていきたいです。そのためには、いろいろな人に関わる機会を増やしたり、積み上げてきたものを実践していくことも重要かなと思っています。その先にきっと、例えば「地域の人たちが学び続けられる場をつくりたい」だとか、そういった新たな思いも出てくるのかもしれないな、と思っています。

受講を検討される方に、メッセージをお願いします。

キャリアコンサルタント養成講座は、キャリアドライブ以外でも実施している機関があるので、それぞれの特徴を比較検討されると思います。私自身がこのキャリアドライブの講座の良さとして、強く感じていることが2つあります。1つは、地域との関わり。地元企業の経営者や会社員など、地域に根づいた方々が多く受講されていて、また、卒業生もそういう方が多いので、地域での新たな繋がりをつくるチャンスがあると思います。もう1つは、丁寧に一人一人の受講者に関わる講座スタイルです。大人数の講義とは違って、キャリアドライブの講座の場合は少人数制なので、グループワークやロールプレイングでは、3~4人につき1人のTAがつきます。密着度合いが高まりますし、1人1人のことがよく分かりますよね。受講者同士の繋がりも強くなります。また、受講生同士のやりとりの中での気づきもたくさんありますし、自己理解が深まる機会も得られます。人との繋がりの中から学びを得たい人には、とっても良いと思っています。深い学びの中からキャリアコンサルタントとしての実力をつけたい方には良い環境だと、自信をもって言えますね。一緒にじっくりと学びたい方との出会いを楽しみにしております。

増田さんプロフィール

増田 和芳 さん(47歳)

「合同会社富士みらいクリエイション」経営
人材育成コンサルティング事業、キャリア支援事業を手掛ける

キャリアドライブTA歴:1年
キャリアコンサルタント資格取得:2013年
国家資格キャリアコンサルタント登録:2016年
静岡県富士市在住

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